県別格差
看護師が働く上で、住む場所は雇用に影響するのでしょうか。他の業種であれば、東京に一極集中していたり、地方ではなかなか就職先が見つからないといったものも中にはあるでしょう。
日本看護協会の調査によると、都道府県別に見た看護師職員の数は、東京では人口10万人当たり742人となっています。最も高い数値を示したのは鹿児島県で、1446人となっていました。また、全国平均は912.9人でした。人口比で考えると、東京と鹿児島ではおよそ2倍の差があることになります。
これは、東京では様々な業種で働く方が多いので、比率的に看護師の数値が低くなっているだけかもしれません。しかし、鹿児島県を筆頭に、地方での看護師の人口比率が高いことから、全国で看護師は満遍なく必要とされていることがわかります。長い人生で、様々な地方へ引っ越すことが考えられますが、看護師は何処へ行っても安定した求人が望めることがわかります。
では、給与面に県別の違いはあるのでしょうか。県別の平均月額給与を見てみると、東京では348800円となっており、最も安いのは熊本県の266400円でした。サラリーマンの平均給与は、東京が493100円に対して、熊本は304200円でした(楽天調査)ので、看護師の県別格差は他の業種ほどは大きくないと言えるでしょう。
以上の点から、他の業種に就いた場合よりも、看護師という職は地方格差は小さく、居住地の選択について制限の少ない職と言えます。