訪問看護師
訪問看護師は、通常の看護師と同じく病院に属するだけでなく、訪問看護ステーションに属する方もいます。訪問看護師は、診療施設での看護ではなく、その名の通り患者の家まで訪問して活動を行います。移動する必要があるため、自動車免許が求められる職場が多く、ある程度の経験を求められることも多いようです。
病院外での看護のため、医師の指示で動くだけでなく、看護師自身での判断が求められるケースが多いようです。また、不測の事態の際に、医師が近くにいないことが考えられるため、通常の看護師以上に技術と経験が試されるでしょう。そのため、通常の看護師よりも人員の確保が十分に出来ていないのが現実です。
訪問看護師が働く訪問看護ステーションですが、全国訪問看護事業協会の調査によれば、全国で5731件(平成22年)が稼動しているようです。また、平成21年中に新規に設立された数が389件に対して、廃止もしくは休止が309件ですので、増加傾向にあるようです。ただし、廃止や休止をするステーションも存在することから、やはり人員を確保できない等の問題が残っているのでしょう。高齢化社会を抱える以上、このような訪問看護は需要が高まることが考えられるので、現状の問題を解消していくことが求められます。
さて、まだまだ人数の確保が出来ていない訪問看護師ですが、働く側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。まず、病院で勤務するのと異なり、決められた患者宅での勤務になるため、夜勤や当直をする必要がありません。また、交代制での勤務が多い看護師ですが、訪問看護師であれば決められた時間で勤務できる可能性も高まるでしょう。働く看護師に求められる能力は高くなりますが、それを満たせば、病院で働くよりも満足度の高い職場になり得るかもしれません。